カラオケの声の病気?
声の病気といっても、声帯のポリープことではありません。

会話時の声の出し方に音高を付けた、カラオケ声のことです。

(カラオケ声は、歌声とは似て非なるもの、歌には、使えない声)

カラオケ声は、歌い難い声の出し方なのです。

前記のカラオケの個人芸の歌い方は、実は根が深く、
他人に指摘されてすぐに直るものではないのです。
(人前で歌う心掛けから来るものでもなく
 声の出し方からそう感じさせてしまうのです)

 

そういう出し方しか、他にできない、やりようがないのです。
本人にとって今一番、声の出し易い・歌い易い方法なのです。
ですから、変えるのは大変です、ある意味発声の慢性病・持病のようなもの
初めに、付けた癖が、染み着いてしまい、
そこから抜け出る為には、相当のトレーニングが必要になります。
ボイトレとは、安易に声と体が結び付いた関係を
正しく繋げる事が、主目的です。
(会話に足りるだけの声から、歌に足りる声までの身体との繋ぎ方)

 

運よく良い環境から(声の取得は、大きく環境が関わっています)
初めから正しく声と身体が繋がっている人もいます。
声の健康優良児です。

 

環境から身に着けたモノは、自分の意識では、とても解り難いのです、
長く歌っている人にも、これで良いのか、悪いのか
自分では分らない人もとても多いいと思います。
今出せる声以外の基準を知らないからです。

ボイトレは努力にも寄りますが、
上手く成る人のスピードは、今現在の声のクセの度合いに寄ります。
巷の『~日で上手くなる』のキャッチフレーズにはご用心!
(半年や一年では安定しないでしょう)
実は、プロも目の前の歌(譜面)を歌うことでなく、
声の成長に長時間(何年も)費やしたのです。